●H17年9月 歌舞伎フォーラム 江戸東京博物館 他、各地会館ホール

                     (舞台創造研究所:主催)

〜歌舞伎フォーラム 江戸東京博物館 「バックステージツアー」〜 
歌舞伎フォーラムではお芝居の他にも歌舞伎に関する様々な事を紹介する楽しいコーナーを設けています。舞台大道具のこと、衣装のこと、床山さんこと、鳴りもののこと、etc,

毎年、趣向を凝らした企画で実際にその仕事をしているプロの実演を中心に観客の方にも参加をして頂いています。

H17年9月公演では、「バックステージツアー」と称して公演後の舞台裏の大道具の仕事をを御紹介しました。案内役をトラパル代表、入井が務めさせて頂きました。

公演終了後のまだ熱気の残る舞台に
ツアー参加の皆さんに舞台に上がってもらい、
バックステージツアーの始まりです。
客席から見るのとは全然違う舞台裏、本物らしくキレイに見せる技がいっぱいです。
近づいて良く見ると・・・
ふすまの把手も金具ではなく実は描いてあるだけ!

『大道具の仕事』体験です。

今セットされている道具をばらして次の演目の仕込みをします。

道具をバラシていくと、構造などが良く分かります。

◆ 大道具の作業着 ◆
●たっつけ 
  ・(写真左)大道具さんの中でも「附け打ち」さんが着る「たっつけ」
     *「附け打ち」について詳しくはこちら  →

  ・(写真左から3番目)背中に紋が入っています。
   芝居中の転換などで大道具さんが客席から見えてしまう時も
   この姿は「見えていない」という暗黙の了解になっています。
   
いわゆる黒子と同じ、芝居の決まりごとです。
●ガチ袋
  ・腰にブラさげている袋、中には金槌(なぐり)、釘、尺寸スケール、釘抜き(マメガチ、鍛冶屋)等、作業に必要な物がすぐ取りだせるように入っています。 
●足袋・雪駄
  ・歌舞伎の舞台は土足厳禁。いつでも座敷に上がって作業ができるように、
濃紺の足袋に、雪駄履きです。
●トラパル特製Tシャツ(写真右)
  バックプリントに隈取りをデザインしたTシャツです。
  スタッフTシャツですが一般販売もしております。

    デザイン多数!!  御購入はこちら  →
◆ 附け打ち ◆
芝居中、舞台の上手の隅で「バタバタバタバタッツ」と木を打っているのが附け打ちさん。歌舞伎独特の芝居の高揚を演出するのになくてはならない存在です。以前はそれぞれの小屋に専門に附け打ちさんがいましたが、現在は東京では大道具方が関西では狂言方が担当します。トラパル代表の「トラ」も附け打ちさんです。

今回のバックステージツアーでも附け打ちについて御紹介致しました。


*トラパル代表の「附け打ち」 スペシャルムービー  →

*「附け打ち」について詳しくはこちら  →

 

 

 

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